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副作用

事例25 漢方薬の長期服用による副作用の可能性を薬剤師が発見し、医師に情報提供

漢方薬であっても、薬によっては長期間服用することにより副作用が発現することがあります。
そのため、長く服用している薬についても、あらためて体調変化を確認させていただいています。

サンシシ(山梔子)を含む漢方薬による副作用の可能性について医師に情報提供した事例

<処方内容>
加味帰脾湯(貧血、不眠症、不安などに用いる漢方薬)
3年以上前から服用している

処方変更

加味帰脾湯の処方中止

加味帰脾湯を3年半程度継続して服用されている患者さま。1か月以上前から、水様性の下痢が続いていると相談があった。
加味帰脾湯の含有成分であるサンシシは、長期間の服用により腸の静脈が硬くなることによって、 下痢の原因となる可能性があることを医師に情報提供した結果、漢方薬を中止して経過観察となった。
その後、便は固形状にまで改善してきていることを確認した。