薬局プレアボイド
医師との連携
事例26 食物アレルギーと漢方薬との関係について医師に情報提供
漢方薬に配合されるさまざまな生薬があり、なかには食品と類似しているものがあり、 体質によっては食物アレルギーを起こす可能性があります。
薬のアレルギーだけでなく食物アレルギーにも気を配り、処方薬の確認をしています。
バラ科アレルギーの患者さまに麻黄湯が処方された事例
<処方内容>
麻黄湯(感冒、鼻かぜの症状に用いる漢方薬)
処方変更
麻黄附子細辛湯
(感冒、気管支炎、咳の症状に用いる漢方薬)
バラ科アレルギーがある患者さまに麻黄湯が処方された。
麻黄湯に含まれるキョウニン(杏仁)はバラ科のあんずの種であるため、アレルギーを起こす可能性があると考えた。
医師にアレルギーについて情報提供したところ、キョウニンを含まない麻黄附子細辛湯へ変更となった。