事例15 患者さまのライフスタイルと薬の特性に合わせた服用方法を提案

薬の効果や副作用がライフスタイルに影響しないように、医師に確認のうえ、服用タイミングを調整できる場合があります。
薬剤師は、薬の特性を考慮したうえで最適な服用タイミングを提案できるように患者さまと一緒に考え提案していきます。

仕事への副作用の影響を最小限にする服用タイミングを提案した事例

＜処方内容＞
ピロリ菌除菌の薬　7日分

薬をお渡しする際に「調理の仕事をしていて月に1回の検便がある」とお聞きした。
処方されているピロリ菌除菌の薬は1週間連続して飲む必要があり、下痢の副作用が起こる可能性がある。多少の下痢は、治療にとってやむを得ないものであるが、検便のタイミングと服用期間が重なると、下痢になってしまうのは問題があると伺った。
このため服用方法を考える必要があった。
服用開始日の変更について医師と相談した結果、検便が終わってからの服用開始でよいと確認することができ、変更となった。