薬局プレアボイド
医師との連携

事例14 在宅医療におけるチームワーク

在宅医療では医師をはじめとした多くの医療職種との連携が重要です。薬剤師が訪問した際に確認できた内容については医師とも共有し、次の診察や処方の参考にしていただいています。こうした連携により、患者さまの訴えに対し早期に対応することが可能となります。
以下に紹介する帯状疱疹は、ご自身で早期に気が付くのは難しい一方で、早期の服薬開始が治癒に大きく関わります。

訪問時の様子から薬が新たに処方された患者さまの事例

<処方内容>
鎮痛剤

処方変更前

鎮痛剤

処方変更後

帯状疱疹の薬(ファムシクロビル錠、ビダラビン軟膏)が追加

施設に入居されている患者さまのもとに2週間に一度、訪問している。ある日「足の痛みに対して痛み止めを処方するので、臨時で訪問してほしい」と医師から依頼があった。訪問した際に患者さまからお話を伺い患部を見せていただいたところ、赤みと水疱が認められた。痛みだけではなく痒みもあるとのことから帯状疱疹の可能性を疑い、患者さまに許可を得て患部を撮影し主治医に報告した。翌朝の診察時に、帯状疱疹と診断され、帯状疱疹の治療薬である抗ウイルス薬が新たに処方となった。