薬局プレアボイド
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薬の量

事例01 いつもと同じ薬でも、薬の量のチェックが大切

薬によっては、患者さまの年齢や体重、体調変化により処方量の調節が必要になることがあります。
いつもと同じ内容の薬であっても、薬剤師は薬をお渡しする前に毎回、今日の薬の内容が"今の" 患者さまにとって最適であるか確認しています。

医療機関からいつもと同じ循環器の薬が6種類処方された患者さまの事例

<処方内容>
アピキサバン錠5mg(血栓予防薬) 1回1錠
1日2回朝夕食後他5種

約3年ほど同じ処方内容。
この薬は血栓を防ぐ薬だが、「年齢・体重・腎機能」により薬の量が決まるため薬剤師は改めてアピキサバンという薬に着目した。

アピキサバンの薬の量の決め方

通常は今回の処方のように、1回5mg 1日2回で服用する薬だが、
80歳以上、60kg以下、血清クレアチニン(腎臓の働きを評価する数値)1.5mg/dL以上の3項目のうち
2つ以上該当する場合は1回量を2.5mgに減らす必要がある。

患者さまはこのたび80歳になられたため、薬剤師は改めて薬の量が今の患者さまに適しているか確認が必要と考えた。
患者さまに体重をお伺いしたところ、60kg以下とのこと。
80歳、60kg以下の場合、1回5mgでは薬の効果が強く出すぎ、出血傾向が強まるリスクがあると判断。
そこで医師と相談した結果、1回2.5mgに減量することとなった。
医師からは「腎機能も低下してきていたのでタイミング的にちょうどよかった。電話をもらえてよいきっかけになった。」とのコメントがあった。