薬局プレアボイド
副作用
事例40 併用薬から手術予定を確認し、手術に影響のある薬について医師に情報提供
薬によっては手術に影響を与える場合があります。
手術に影響する薬について医師に情報提供し、適切な服用開始のタイミングを提案いたします。
白内障手術の前に、タムスロシン塩酸塩が処方開始された患者さまの事例
処方変更前
タムスロシン塩酸塩OD錠
(前立腺肥大の治療薬、白内障手術に影響を与える可能性がある)
処方変更後
タムスロシン塩酸塩OD錠の服用開始を白内障手術終了後に変更
前立腺肥大による排尿障害にタムスロシン塩酸塩OD錠が新たに処方された患者さま。
お薬手帳に白内障手術の前後で使用される薬の記載があったため患者さまに確認したところ、白内障手術を予定しているとのことだった。
タムスロシン塩酸塩OD錠の服用により、術中虹彩緊張低下症候群※を引き起こし、白内障手術に影響を与える恐れがあると考えられた。
医師に情報提供したところ、服用開始が白内障手術後に変更となった。
※術中虹彩緊張低下症候群:白内障手術では、瞳孔を大きく開く必要がありますが、タムスロシン塩酸塩のような筋肉を弛緩させる薬の服用により、手術中に瞳孔が閉じてきてしまうこと