お役立ちコラムトップ
本文へスキップします。
お役立ち情報
公開日:2023/6/30
薬局で「ジェネリックにしますか?」と聞かれ、返事に困った経験はありませんか? 実は患者さまにとってメリットが多いジェネリック医薬品のこと、このコラムで正しく理解しましょう。
あいちゃんのポイント解説
安全性や効き目は先発医薬品と同等
ジェネリック医薬品の安全性や効果は先発医薬品と同等であることを国が証明
国も使用を推進しており、ジェネリック医薬品の使用数量のシェアは現在約80%
多くの場合、先発医薬品よりお財布に優しい
薬価は先発医薬品と比べて5割程度、場合によってはそれ以上安いことも
慢性疾患等で長く薬を服用する患者さまにとっては大きな負担軽減に
新しい薬(先発医薬品)が生まれたとき、その開発メーカーには20~25年程度の特許期間(独占的に販売できる期間)が認められます。 それを過ぎると、その薬の有効成分や製法等は国民共有の財産に(図1)。 他の医薬品メーカーも、承認を得れば同じ有効成分を同量含む薬の製造・販売が可能になります。
ジェネリック医薬品とは、特許切れの先発医薬品と同等の安全性・有効性を持つ薬で、「先発」医薬品に対して「後発」医薬品と呼ばれることも。 現在、日本におけるジェネリック医薬品の使用数量のシェアは80%程度で、国もさらなる拡大を後押ししています。
先発医薬品の特許期間とジェネリック医薬品の関係(図1)
出典:政府広報オンライン「安心してご利用ください ジェネリック医薬品」https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201309/4.html
ジェネリック医薬品は先発医薬品と同一の有効成分を同量含むため、効果や用法・用量は基本的に同じです。 安全性においては、使用後の血中薬物濃度を測定し、先発医薬品と比較検証する等、国の承認審査で数多くの項目をクリアすることが求められます。 「安全性と効果が先発医薬品と同等」と証明されたものだけが販売されるため、安心して使用できるのです。
一般的に、先発医薬品には数百億~数千億円という莫大な研究開発費がかかります。 一方、その成果をもとに生み出されるジェネリック医薬品では、研究開発費を大幅に抑制可能。 その結果、先発医薬品に比べて薬価が5割程度になることが多く(それ以上に安いケースも)、患者さまの窓口負担も軽くなります。
特に、複数の薬を服用したり、長期の服用が必要だったりする方にとっては、大きな違いになるはずです。 広い視野で見れば、ジェネリック医薬品は国民医療費の削減に寄与し、日本の優れた医療保険制度を次世代につなげるためにも一役買っているのです。
先発医薬品から、さらに工夫が加えられたものも少なくありません。 飲みやすくするために、小型化、コーティング、味や臭いの改善等を行った製品はその好例でしょう。 また、湿気や光に強い性質へと改良し、保存性を高めた製品もあります。
さらに、例えば先発医薬品では4mgの錠剤のみだったところ、ジェネリック医薬品では2mgや6mg等の錠剤が追加されるケースも。 1錠でのお渡しができるようになった場合、準備が簡単になり薬局での待ち時間が短縮されます。
いつもの薬に飲みにくさや不便さ等を感じている場合も、ジェネリック医薬品への切り替えで解消できる可能性があるわけです。
使用したい場合、医師や薬剤師に「ジェネリックを希望します」と伝えるだけでOKです。 多くの病気や症状に対応していますが、すべての先発医薬品に対してジェネリック医薬品が存在するわけではないので相談してみましょう。
また、先発医薬品と添加物が異なり、アレルギー等の観点から選択できないケースもあります。 先発医薬品での処方が適切であると医師が判断した場合は、処方箋の「変更不可」欄にチェックが入れられています(図2)。
ジェネリック医薬品の変更可否について(処方箋の一例)(図2)
ジェネリック医薬品は1つの先発医薬品に対して数種類あることも多いため、アイン薬局では安全性や経済性の観点から適切な薬をしっかりと選定しています。 また、アイングループ内に医薬品の専門卸を抱えているため、迅速に対応できることも特徴です。 気になることや疑問があったら、アイン薬局の薬剤師にご相談ください。
参考文献・資料
関連記事
かかりつけ薬局とは?かかりつけ薬剤師から得られる+αの安心
詳しくみる
高血圧の主な症状とは?原因・治療法をチェック