マテリアリティ(重要課題)
当社グループでは、お客さま・患者さま、社員、医療・介護等の関係者や株主・投資家の皆さま、地域の皆さま、お取引先さま等を含めた多様なステークホルダーの皆さまの期待や要請の応え、持続的に企業価値を高めていくために、マテリアリティ(重要課題)を特定しています。特定や見直しまでのプロセスから、ありたい姿(KGI)、主な取り組み、関連の高いSDGsについて、ご覧いただけます。
マテリアリティ特定・見直しのプロセス
ステップ1社会課題を幅広く検討
将来目指す社会からのバックキャスティングと、当社グループの価値観に基づく事業戦略等からのフォアキャスティングの両軸から、社会課題を幅広く把握し、マテリアリティ分析の対象とする課題群を整理しました。
- ISO26000:2010、国連グローバル・コンパクト、国連SDGs等の世界的な枠組みや、主なESG評価機関の評価項目等を照合し、世界・日本・業界の社会課題を包括的に抽出しました。
- 事業が社会との好循環の中で持続的に成長発展していく「この街にアインがあってよかった」と感じていただける企業の実現に向け、トップメッセージやグループステートメント、アイングループ中長期ビジョン「Ambitious Goals 2034」などにもとづいた取り組みを「アイングループが取り組むべきサステナビリティ課題」として抽出しました。
ステップ2重要度判定
アイングループにおける重要度判定とステークホルダーにおける重要度の判定
ステップ1で幅広く検討した社会課題から、マテリアリティの特定を行うため、重要度判定を実施しました。
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「挑戦すべき機会」と「対応すべきリスク」の2つの観点から、アイングループにおける重要度を判定しました。
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ステークホルダーを「社員」「患者・顧客」「地域・社会」「取引先」「医療介護関係者」「国・自治体」「未来世代」「株主・投資家」に分類し、ステークホルダーにおける重要度を判定しました。
凡例:図中の記号は、以下項目を表しています。
★:表中「機会」
▲:表中「リスク」
下線:表中「ステークホルダーへの影響がより大きい」
点線下線:表中「ステークホルダーへの影響が大きい」

検討・抽出した社会課題のマッピング
2つの重要度判定をかけあわせ、社会課題を抽出いたしました。
凡例:図中の記号は、後続の表「特定したマテリアリティと社会課題の整理」内項目を表しています。
■:表中「1. 地域医療への貢献」
●:表中「2. 日常をより豊かにするライフスタイルの提供」
◆:表中「3. 安全・安心と信頼」
▼:表中「4. 環境保護・負荷低減」
□:表中「5. 社員の成長と活躍」
◯:表中「6. 健全な経営基盤」
◇:表中「7. 地域社会・取引先との連携」

ステップ3マテリアリティの特定・見直し
ステップ2で抽出した28項目の社会課題をさらに相互の関連性を考慮して整理し、7つのマテリアリティとなりました。
特定・見直したマテリアリティと社会課題の整理
| マテリアリティ | 課題カテゴリ | アイングループが取り組むべき社会課題 |
|---|---|---|
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1.地域医療への貢献 |
CSV課題(社会) | ■かかりつけ薬剤師・薬局としての地域医療貢献<機会> ■社会保障制度の持続可能性への貢献/ルールづくり<機会> ■医薬品の安定供給<機会> |
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2. 日常をより豊かにするライフスタイルの提供 |
CSV課題(社会) | ●新鮮なコスメ&ビューティアイテムと楽しく選べる場の提供<機会> ●心地よい毎日を提案するインテリア&雑貨アイテムの提供<機会> |
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3. 安全・安心と信頼 日々の業務を通じて、安全・安心と信頼を届ける |
事業プロセス課題 (社会) |
◆提供する製品の品質・安全性の確保及び適切な管理 <リスク> |
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4. 環境保護・負荷低減 環境保護及び負荷低減へ貢献する |
事業プロセス課題(環境) | ▼気候変動対応<リスク> ▼廃棄物削減<機会><リスク> |
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5. 社員の成長と活躍 |
経営基盤課題 (社会) | □人材採用・育成<機会><リスク> □社員の健康<機会><リスク> □社員の活躍(多様性)<機会> |
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6. 健全な経営基盤 健全な経営基盤を強化する |
経営基盤課題 (ガバナンス) | ◯企業文化<機会><リスク> ◯社員の人権尊重<リスク> ◯顧客の人権尊重<リスク> ◯取引先の人権尊重<リスク> ◯生産性向上<機会><リスク> ◯競合優位性の強化<リスク> ◯ICTの活用(AI活用)<機会><リスク> ◯DX(AI活用)<機会><リスク> ◯情報セキュリティ<リスク> ◯コンプラインス<リスク> ◯災害レジリエンス<リスク> ◯コーポレート・ガバナンス<機会><リスク> ◯健全な財務<機会><リスク> |
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7. 地域社会・取引先との連携 地域コミュニティ及びサプライチェーンとともに、健康な社会づくりとサステナビリティ活動を推進する |
地域社会・ お取引先との連携課題 (社会・環境) | ◇健康教育<機会><リスク> ◇サプライチェーンマネジメント<リスク> |
※CSV課題:社会課題の解決にビジネスとして取り組み、経済的価値と社会的価値を同時に創出するという考え方
ステップ4価値創造ストーリーの決定
マテリアリティをふまえ、アイングループの価値創造ストーリーを整理・決定しました。
価値創造ストーリー
すべては、お客さまの元気と笑顔のために
誠実・公正な企業文化と社員の人権・健康・活躍・成長を大切にするアイングループは、健全な財務体質を維持し、ガバナンスをはじめ経営基盤の更なる強化に努めながら、「地域全体で治し、支える」医療に貢献するかかりつけ薬局と「自分らしい」日常の実現に貢献するLife&Styleストアという2つの事業活動を中心に、社会が必要とする価値を提供し、社会とともに持続可能な発展を実現していきます。
その事業のプロセスでは、健康・安全・人権のためのさまざまな規制を確実に守ることは当然のこととして、さらに、「お客さまの元気と笑顔」の実現を目指し、また、環境や社会の持続可能性に配慮していきます。
価値創造ストーリーの図

マテリアリティとありたい姿(KGI)、主な取り組み、関連の高いSDGs
7つのマテリアリティのありたい姿(KGI)と取り組み、さらに関連するSDGsを整理・特定しています。
1. 地域医療への貢献
確かな専門性と、人と深く関わる力で、一人ひとりの健康への願いを支える地域のかかりつけ薬局として「地域全体で治し、支える」医療に貢献する
関連の高いSDGs
ありたい姿(KGI)
高齢化及び医療の高度化により薬物治療が複雑化する中、地域住民の平等かつ持続的な、健康で豊かな生活の実現に貢献している
主な取り組み
- 質の高い医療の推進と医療費抑制に貢献するため、患者さまの服薬情報を一元的かつ継続的に把握し、医薬品の適正使用の推進や重複投薬・相互作用の 防止等に取り組む「かかりつけ薬剤師・薬局」機能の充実を図る。
- 高齢化の進展に伴い高まる在宅医療ニーズに対応し、通院が困難な患者さまに対して、薬剤師による継続的な薬学的管理及び服薬支援を提供する。
事業分野
- ファーマシー事業
2. 日常をより豊かにするライフスタイルの提供
もっと素敵な今日が見つかる小さなワクワクのつまったLife&Styleストアとして「自分らしい」日常の実現に貢献する
関連の高いSDGs
ありたい姿(KGI)
洗練された商品を楽しく選べる場を提供し、現代社会において高感度なライフスタイルの実現に貢献している
主な取り組み
- トレンドやニーズ、立地に応じた新鮮なコスメ&ビューティアイテム・インテリア&雑貨アイテムを取り揃えた店舗展開で、人々のエンパワーメントと「自分らしい」日常の実現に貢献する。
事業分野
- リテール事業
3. 安全・安心と信頼
日々の業務を通じて、安全・安心と信頼を届ける
関連の高いSDGs
前文「すべての人々の人権の実現」
ありたい姿(KGI)
個人情報保護を含めた安全と安心を最優先に商品・サービスを提供し、患者さま・お客さまと強い信頼関係を築いている
主な取り組み
- 医薬品の提供に関連する全過程において、安全と安心の提供が根幹的に重要であることを全社員が認識、理解して行動する。
- 患者さま・お客さまの求める価値提供のために、個人、店舗の環境が整っており、社会的なニーズに沿った、商品・サービスを提供する。
事業分野
- ファーマシー事業
- リテール事業
- 管理本部
4. 環境保護・負荷低減
環境保護及び負荷低減へ貢献する
関連の高いSDGs
ありたい姿(KGI)
事業活動にかかわる地球環境の持続可能性を追求し、環境保護に努めるとともに、環境負荷の最小化に取り組んでいる
主な取り組み
- グループ全体の温室効果ガス排出量を一定の精度で把握し、各取り組みの削減効果を可視化する。
- 廃棄物の発生を抑制し、コスト削減を図るとともに、省資源に貢献する。
事業分野
- ファーマシー事業
- リテール事業
- 管理本部
5. 社員の成長と活躍
事業成長の源泉である多様な人材の力を最大化する
関連の高いSDGs
ありたい姿(KGI)
心身ともに健康で、多様に活躍できる環境を創造し、社員の自律と成長を支援することで、企業価値向上を実現している
主な取り組み
- グループ全体で自ら学び続ける文化を浸透させ、社員一人ひとりの能力を最大限発揮する教育研修の体制を整備する。
- 性別、年齢、国籍、宗教、出身、障がい、性的指向等にかかわらず互いを認め合える企業風土の中で多様な働き方やキャリア形成を通じたイノベーションを創出する。
事業分野
- ファーマシー事業
- リテール事業
- 管理本部
6. 健全な経営基盤
健全な経営基盤を強化する
関連の高いSDGs
前文「すべての人々の人権の実現」
ありたい姿(KGI)
- 誠実で公正な企業文化の継承と、すべての人の人権を尊重する姿勢を共有価値とし、組織の結束が強化されている
- 組織全体の生産性を高めるとともに、競争優位性を強化することで、変化する市場環境に対応している
- 情報セキュリティをより強固にし、確実な運用でAX(AIトランスフォーメーション)の推進による業務の効率化と企業価値向上に貢献している
- 企業活動を行う上での基本原則であるコンプライアンスを徹底し、公正な事業運営を遂行している
- 災害やパンデミック等にも揺るがない事業継続力を備え、地域のインフラとしての役割を果たしている
- グループ全体のコーポレート・ガバナンスを強化し、透明性が高く健全な経営を行っている
主な取り組み
- 人権尊重の企業文化の定着と、各ステークホルダーの人権リスクに対する包括的な取り組みを推進する。
- 教育研修により事業部主体のAX(AIトランスフォーメーション)推進による業務の効率化と企業価値向上を図る。
- 取締役会の実効性評価で課題を抽出し、改善するPDCAサイクルを継続的に実施するとともに、コーポレートガバナンス・コード改訂対応により、取締役会の監督機能を強化する。
事業分野
- ファーマシー事業
- リテール事業
- 管理本部
7. 地域社会・取引先との連携
地域コミュニティ及びサプライチェーンとともに、健康な社会づくりとサステナビリティ活動を推進する
関連の高いSDGs
ありたい姿(KGI)
地域とのコミュニケーションとサプライチェーンとの協働により、さらなる企業価値向上を実現している
主な取り組み
- 地域社会との調和と共生を目指し、地域活動の習慣化により、社会貢献を実現する。
- サステナブル調達を通じて、サプライチェーン全体で継続的にサステナビリティ活動を推進する。
事業分野
- ファーマシー事業
- リテール事業
- 管理本部