目標と実績

当社グループは、目標(あるべき姿)の達成を目指すことで、企業の持続的な成長と、社会・環境・経済価値を創出し、サステナビリティ経営を実現していきます。

マテリアリティ

1. 地域医療への貢献

「地域全体で治し、支える」医療に貢献する薬局となる

医薬品の適正使用を実現するため薬局に要請・期待されている役割を確実に実行し、社会が求める新しい仕組みづくりにも率先して挑戦する

KPI
  • 認定薬局※1
    • 専門医療機関連携薬局
    • 地域連携薬局
  • 健康サポート薬局※2
  • 在宅応需件数
2025年度目標
  • 全薬局でいずれかを認定
  • 薬局50%以上で健康サポート薬局を認定
  • 全薬局で在宅24件/年実施
2022年度実績
  • 認定薬局数
    • 専門医療機関連携薬局 23店舗
    • 地域連携薬局 468店舗
  • 健康サポート薬局 171店舗
  • 85.2%の薬局で実施

効率的な医薬品使用及び医療サービスで医療費抑制を図り、社会保障制度の持続可能性へ貢献する

KPI
  • かかりつけ薬剤師数
  • ジェネリック(GE)医薬品の使用率
2025年度目標
  • 全薬局にかかりつけ薬剤師配置
  • 全薬局でGE医薬品使用率85%以上を維持
2022年度実績
  • 86.2%の薬局に配置
  • 70.8%の薬局で維持

災害やパンデミック等、いかなる状況下においても、社員の生命・健康を守り、医薬品及び医療サービスの提供を遂行する

KPI
  • BCPの継続改善、実践力の強化
  • 災害拠点病院主応需薬局への備蓄整備率
2025年度目標
  • 安否確認訓練※3報告率100%
  • 災害拠点病院主応需全薬局で配備
2022年度実績
  • 安否確認訓練報告率95.8%
    【避難訓練マニュアルの作成(店舗・本部)】
    【全薬局で避難訓練を実施】

2. 美しさとすこやかさの提供

現代社会において、毎日を楽しむための美しさとすこやかさを提供する

トレンドやニーズ、立地に対応した品揃えの店舗展開で、美しくありたい人々のエンパワーメントを図る

KPI
  • アプリを活用した、ユーザーへの情報提供と購入機会の提供
2025年度目標
  • 公式アプリ(アインズ&トルぺ)
    • アクティブユーザー数100万人/月
    • ページビュー数150万人/月
2022年度実績
  • 公式アプリ(アインズ&トルぺ)
    • アクティブユーザー数33.1万人/月
    • ページビュー数58.5万人/月

自分らしいライフスタイルを実現する、革新的なオリジナル商品を開発する

KPI
  • オリジナルブランドにおけるクリーンビューティ※4商品の製造数
2025年度目標
  • 製造数比率50%
2022年度実績
  • 製造数比率4.6%

3. 安全・安心と信頼

日々の業務を通じて、安全・安心と信頼を届ける

品質・安全性・管理マネジメントシステムの継続的な改善により、品質・安全性をより強固にする

KPI
  • 内部監査指摘状況
2025年度目標
  • 全薬局※5該当項目指摘0件
  • 全店舗※5優良店舗※5
2022年度実績
  • 指摘のあった薬局 52.2%
  • 優良店舗 70.0%

4. 環境保護・負荷低減

環境保護及び負荷低減へ貢献する

温室効果ガス排出量の把握と削減を遂行する

KPI
  • グループ全体の温室効果ガス排出量の把握業務構築と削減
2030年度目標
  • Scope※61・2におけるCO2排出量、基準年(2021年度)に対する削減率 30%
2022年度実績
  • Scope1:1.1(千t-CO2
  • Scope2:18.0(千t-CO2
  • Scope3:667.9(千t-CO2
  • 削減率
    総量 9.0%
    排出量原単位※7 19.4%

廃棄物削減による環境配慮に取り組む

KPI
  • 医薬品の廃棄率
2025年度目標
  • 廃棄率0.02%以下
2022年度報告
  • 廃棄率0.06%

5. 健全な経営基盤

健全な経営基盤を強化する

人権に関する取り組みを推進する

KPI
  • 人権方針の制定
  • 理解度チェックテスト※8の受験率及び正答率
2025年度目標
  • 人権方針の開示
  • 理解度チェックテスト
    • 受験率100%
    • 正答率100%
2022年度実績
  • 2021年12月制定・開示
  • 理解度チェックテスト
    • 受験率98.2%
    • 正答率87.7%

多様な人材の採用と効果的な人材配置により、ダイバーシティ&インクルージョンを推進する

KPI
  • くるみん・プラチナくるみん※9、えるぼし・プラチナえるぼし※10等の認定
  • 女性管理職※11
  • LGBTに関する宣言の開示
2025年度目標
  • プラチナくるみん、プラチナえるぼし等の認定継続
  • 女性管理職率40%
2022年度実績
  • くるみん・プラチナくるみん認定取得
    えるぼし認定(3段階目)取得
  • 女性管理職率35.9%
  • 【身だしなみ社内ルールの男女統一】

社員の健康増進を強化する

KPI
  • 健康経営優良法人認定※12に関する各項目
2025年度目標
  • 健康経営優良法人(ホワイト500※12)認定
2022年度実績
  • 健康経営優良法人認定 2023 (大規模法人部門)取得

会社情報資産の保護体制及びシステムセキュリティ対策を強化するとともに、各種規程・基準等の設定や管理体制の整備を行い、確実な運用を遂行する

KPI
  • セキュリティインシデント件数
2025年度目標
  • セキュリティに関する重大インシデント0件
2022年度実績
  • セキュリティに関する重大インシデント1件

多様なステークホルダーとのエンゲージメントを深め、取締役会の監督機能を継続的に強化する

KPI
  • 取締役会評価点数
  • 社外取締役数
  • 女性取締役数
2025年度目標
  • 取締役会評価点数
    全項目4点/5点以上
  • 社外取締役数2/5以上
  • 女性取締役数1/3以上
2022年度実績

6. 地域社会・取引先との連携

地域コミュニティ及びサプライチェーンとともに、健康な社会づくりとサステナビリティ活動を推進する

地域社会との調和と共生を目指し、健康活動等を通じた社会貢献を推進する

KPI
  • 地域イベント開催数
2025年度目標
  • 全薬局にて4回以上/年で実施
2022年度実績
  • イベント275回開催

CSR調達※13の導入により、サプライチェーン全体でサステナビリティ活動を推進する

KPI
  • CSR調達方針・ガイドラインの制定とサプライチェー ンへの周知・運用
2025年度目標
  • CSR調達方針・ガイドラインの開示
  • サプライチェーンへの説明会・監査の実施
2022年度実績
  • 2022年11月制定・開示
    【2023年7月サプライチェーンへの説明会実施】

医薬品卸と協働による環境負荷軽減への体制を構築する

KPI
  • 実施店舗における医薬品配送回数
2025年度目標
  • 500薬局で実施
  • 配送回数削減による配送時CO2排出量75%削減
  • 配送回数削減による検品納品時間75%削減
2022年度実績
  • 49薬局で実施
  • CO2排出量 75%削減達成
  • 納品検品時間 75%削減達成

※1 認定薬局(専門医療機関連携薬局/地域連携薬局):薬機法改正により2021年8月から開始された、機能別の薬局認定制度
※2 健康サポート薬局:厚生労働大臣が定める一定の基準を満たしている薬局。かかりつけ薬剤師・薬局の基本的な機能を備えた薬局のうち、さらに地域住民による主体的な健康の維持・増進を積極的に支援する薬局のこと
※3 安否確認訓練: 社員や家族、店舗状況等の安全を最優先に確認した上で、支援体制を整え、医療サービスの継続提供を行う前提となる訓練
※4 クリーンビューティ:体や肌に優しい成分を使用(低刺激)・自然や天然の原料を使用 (ナチュラル、オーガニック)・環境配慮(エコ、cruelty-free=動物実験なし)がされた美容アイテムのこと
※5 全薬局:ファーマシー事業の調剤薬局店舗、全店舗:リテール事業の店舗(アインズ&トルペ)、優良店舗:内部監査で指摘項目3つ以下の店舗
※6 Scope:Scope1とは「事業者自らによる温室効果ガスの直接排出」、Scope2とは「他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出」、Scope3とは「Scope1、Scope2以外の間接排出」のこと
※7 排出量原単位:Scope1+Scope2(t-CO2)/連結売上高(億円)にて算出
※8 理解度チェックテスト:当社グループすべての役員・社員を対象に年1回行われるサステナビリティ研修におけるテストのこと。ビジネス教養やコンプライアンス(企業倫理)、人権、社員の健康(健康経営)、情報セキュリティ、環境等のテーマで実施
※9 くるみん認定・プラチナくるみん認定:厚生労働省が、次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業を「子育てサポート企業」として認定する制度。うち、より高い水準の取り組みを行った企業は、厚生労働大臣の特例認定としてプラチナくるみん認定を受けることができる
※10 えるぼし認定・プラチナえるぼし認定:厚生労働省が、女性活躍推進法に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍促進に関する状況等が優良な企業を認定する制度。えるぼし認定よりも高い水準として、プラチナえるぼしの特例認定を受けることができる
※11 管理職:本部の係長、薬局長、店長以上
※12 健康経営優良法人:経済産業省と日本健康会議が共同で実施する、健康経営に取り組む優れた法人を顕彰する制度。ホワイト500は認定された大規模法人上位500に付加される
※13 CSR調達:企業が調達先(取引先・サプライチェーン)と協働で、社会や環境に配慮した責任ある調達の取り組みを進めていくこと