薬局プレアボイド
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飲み合わせ

事例32 異なる疾患に対して同じ種類の薬が処方されていることを発見

異なる症状の改善を目的に、複数の効能・効果を持つ種類の薬が処方されてしまう場合があります。 お薬手帳やかかりつけの薬局で、服用中の薬をまとめて管理することで、複数の診療科から同じ種類の薬が重複して処方された時に気づくことができます。

糖尿病治療と慢性心不全治療に対して同じ種類の薬が処方された患者さまの事例

<処方内容>
A病院(糖尿病治療で通院中)
シタグリプチンリン酸塩水和物・イプラグリフロジン L-プロリン配合剤(2型糖尿病治療薬)

B病院(慢性腎不全で通院中)
エンパグリフロジン錠10mg(慢性腎不全、2型糖尿病治療薬)

処方変更

B病院のエンパグリフロジン錠10mgは処方削除

A病院で糖尿病治療のためにシタグリプチンリン酸塩水和物・イプラグリフロジン/L-プロリン配合剤を服用している患者さまに、B病院から慢性腎不全治療のためにエンパグリフロジン錠10mgが今回より追加で処方された。 イプラグリフロジン/L-プロリンとエンパグリフロジンはともに、尿に糖を排出することで血糖値を下げる薬である。 同じ種類の薬を既に服用中であることを、B病院の医師にお伝えしたところ、エンパグリフロジン錠10mgは処方削除となった。